LAST WALTZ 2 壁をつくります ざらっとした質感 ヒビ

2020.06.03 Wednesday 04:13
0

     1/3スケールのジオラマというか、ドール展示用の背景をつくっています。とりあえずはベースになる壁と店先が完成しました。

     

     

     このジオラマは組み立て式で、壁の上部と下部、それから店先部分の3つのパーツに分割できます。大きさは90cm×70cm×45cmとなります。

     

     

     

     横浜駅西口に実在するバーをモデルにしているのですが、このざらっとした壁の質感と良い感じに入ったヒビを、今回は再現したいと考えています。

     

     

     

     そのために用意した2mm厚のスチレンボードです。思うようなヒビを入れるために細工してます。デザインナイフで切り込みを入れてこれをモデリングペーストでいったん埋める。そうすれば塗装が終わった段階で、えいっ!と力を入れてやればこの切込みに沿ってヒビが入るものと計算しました。

     

     

     

     この2mm厚のパネルに、まずはモデリングペーストをうすくペインティングナイフで塗りひろげ、手塗りしたような凹凸をつけます。そのあとオレンジ色に着色したモデリングペーストに砂を混ぜ、塗りやすいように水を加えたものを、たたくように筆で全体に置いてゆきます。

     

     

     

     このあとリキテックスで着色します。モデルになったバーの壁は経年劣化していて、塗料もだいぶ落ちてしまっている。まずは壁を下部をオレンジに近い色で塗り、少しずつグレーを混ぜながら塗料が落ちかかっている上部まで塗りひろげる。上の画像は全体を3回ぐらい塗り重ねたところです。

     だいぶスチレンボードがたわんできたので、この段階でこれを壁パネルに貼り付けました。

     

     

     

     貼り付ける段階で、予定通り力を入れてスチレンボードにヒビを入れました。あとは全体の色調を調整しながら、写真をもとに文字の下書きを入れます。

     ここまでは計算通り、いい感じに仕上がってきた。

     

     

    JUGEMテーマ:模型製作

    category:diorama | by:moocomments(0) | -

    小さな丘の風景 まとめ 

    2020.05.31 Sunday 04:59
    0

       小さな丘の風景という組作品を思いついたのは1年ほど前です。20cm×25cm、スケール1:150の小さなジオラマをこの間に4作品制作しました。

       今回はその4作品をまとめてここに掲載しますので、4作品を通してみたストーリーのようなものを読み取っていただければと思います。

       

       

      「小さな丘の風景 1 冬」

       

       

       

       

       小さな丘に樹が1本、そこに1頭のシカが足跡を残す。

       雪はすべてを覆いつくす。

       

       

       

      「小さな丘の風景 2 早春」

       

       

       

       

       雪が融け、小さな丘は緑に覆われた。そしてあちこちで小さな白い花が咲き始める。

       そして一人の女性がそこに佇む。

       

       

       もう少しで夕暮れ、彼女は何を思う。

       

       

       

      「小さな丘の風景 3 初夏」

       

       

       ここにはかつて市場で働きながら花売りを生業にする一家が住んでいた。

       

       

       

       夫婦に娘一人、生活が楽だったわけではない、つらいことはみんなでがんばって乗り越えて行く。

       この家庭に笑顔は絶えない。

       

       1940年、近くの草原に空軍の飛行場がつくられたとき、父と娘は屋根上に登って飛来する飛行機を眺めていた。

       そして彼女の回想は続く。

       

       

       

      「小さな丘の風景 4 晩秋」

       

       

       

       

       

       

       それはある日突然訪れ、何もかも奪っていった。

       彼女には何の罪もないのに。

       

       そしてそれから20数年の年月を経て、彼女はやっと丘の上に戻ってくることができました。

       いま彼女はやさしい両親とともにここにいます。

       fin.

       

       

       最後の晩秋編はあえてグラフィックツールでモノトーンに近い色調に変化させています。

       場所と時代設定は1940年代から60年代のスコットランドあるいはイングランドの北部、ヨーロッパ戦線に向けて飛び立つ航空機のために数多くの空軍の飛行場がつくられていた時代です。

       本当はこの作品(特に最後の晩秋編)は、8月の個展でお披露目する予定でしたが、開催できるかどうかも怪しいので、もったいぶらないで公開しちゃいました。

       本当はこういう解説なしに理解していただきたいのですが、自分の構想の乏しさと表現力のなさから考えて、分かりやすさ重視で写真の合間にこういう文言を入れさせていただきました。

       

       一連の作品のヒントになったのは、イタリア・フランス・ソ連の三国による合作映画、往年の名作「ひまわり」からです。ロシアの大平原を覆うひまわり、そして真冬の厳しい雪原の風景が実に印象的でした。そして主役ではなかったけどマーシャ(リュドミラ・サベーリエワ)がとても美しかった。そして悲しかった。

       それにしてもエンディングで、いちめんのひまわりとヘンリー・マンシーニの音楽が流れてくるシーンを思い出すだけでも泣けちゃうんだよなあ・・・。今思い出すだけでも涙が出てきそうです。

       

       もっと大きな画像も用意しておりますが、そちらはメインサイト瞳に四角い鰯雲の方に準備が整い次第、UPしておきます。

       

       

      JUGEMテーマ:模型製作

      category:diorama | by:moocomments(0) | -

      小さな丘の風景・晩秋 4 墓標

      2020.05.25 Monday 13:02
      0

         2か月前からぼちぼちと作業の進んでいる小さな丘の風景・晩秋編ですが、とりあえず完成に至ったのでご報告をします。

         

         

         こちらが前回のレポートの最終段階です。丘の上の小さな家が無残に破壊された状況を再現しています。

         今回はこの続きで、どうしてこうなってしまったのか、その説明になる部分を追加してゆきます。

         

         

         

         まずは小さなジオラマの上に直径5cmほどの穴を開けます。

         

         

         あらためてここに粘土でクレーターのような窪みをつけ、タミヤのテクスチャーペイントのアースと粉雪で着色する。あとは雪が融けてできた水たまりをKATOのリアリスティックウオーターで表現します。

         

         

         そして丘の反対側にお墓を2つつくりました。

         要するに爆撃によって破壊されてしまった丘の上の家を再現したわけです。

         

         

         

         エンディングとなる4作目ですが、実はもっと別なアイディアがいくつかありました。戦車や飛行機の残骸が残されているようなものだったのですが、実際にそれらをここに置いてみると、何か直接的な表現は今一つ合わない感じがして、結局はいちばんぱっと見は分かりにくい地味なこの表現にまとまりました。

         

         

         

         でもやっぱりこれ単独だとちょっと話として分かりにくいので、他の3作品の画像を整理して、近いうちにその全編をこのブログに再掲します。

         あとこの作品の製作の記録は準備が整い次第、メインサイト瞳に四角い鰯雲の方にUPしておきます。

         

         

        JUGEMテーマ:模型製作

        category:diorama | by:moocomments(0) | -

        小さな丘の風景・晩秋 3 瓦礫 積雪

        2020.05.14 Thursday 04:05
        0

           小さな丘の風景と題した1/150スケールのジオラマ制作もやっと形になってきました。但し毎日少しずつやっているので、やり始めてからもう2か月が過ぎてしまった。

           

           

           前回の終わりがこの状況、小さな丘の上の家が廃墟になってしまった状況を再現しつつあります。真ん中にある主屋の大きさが3cm×2cmぐらいです。

           このままだと、とてもリアルとはいえないので更に手を加えます。

           

           

           

           まずは柱や梁といったものを厚紙から切り出し、それらしく組み合わせます。

           屋根は板葺きの雰囲気を出すために、紙紐をほぐして広げたものを張り合わせて着色しました。

           

           

           家の中に散乱している小箱、桶や物干しなど、どこにでもありそうなものをつくりました。

           

           

           あとは崩れた石の壁などといっしょに少しずつ家の中に配置してゆきます。

           不自然にならないように、雑然としている状況を再現する・・・、なかなか難しい。最後は雰囲気重視で仕上げます。

           

           

           タミヤのテクスチャーペイント「粉雪」で晩秋の寒々しい感じを出してみました。この雪のつけ方にも注意が必要です。北西からの風によって雪が吹きつけ、斜面の南側はすでに太陽光で融けている、そんなことをイメージしながらまばらに雪を置いてゆきます。

           さてどうしてこの丘の上の家は廃墟になってしまったのか、その原因となるものを最後に付け加えて完成となります。

           

           

          JUGEMテーマ:模型製作

          category:diorama | by:moocomments(0) | -

          LAST WALTZ 1 新しい1/3スケールのジオラマ すべては壁しだいだな

          2020.05.08 Friday 04:34
          0

             さて8月の個展に向けて、オリジナル球体関節人形を配置するための背景づくりを始めました。構想としては粋なお姉さん二人が絡むようなシーンを再現したいと思っています。

             過去に撮影した画像のなかから、参考になりそうなものを探していたらこんなものが見つかった。

             

             

             こちらは横浜駅東口に実在するバーで、店内には70~80年代あたりのアメリカンロックが流れていると聞いています。もちろんお店の名前はザ・バンドの1976年解散コンサートのアルバム名からとったものに違いないです。

             いいねこれ、イメージぴったりです。

             ちなみに自分はここに入ったことはないです。興味はあるんだけど、何せ家が遠方なので帰りの電車のなかで寝過ごしてしまいそうだから・・・。

             

             

             

             人形2体を配置することを考えながら、背景パネルのスケッチをしています。建物をまるまる一つ作るわけにもゆかないので、LAST WALTZのロゴの入った壁だけを少しアレンジして切り取るつもりです。

             ポイントは壁だなと最初に思った。年季の入った感じを出すためにあえてヒビを入れる加工をしようと思います。

             

             

             

             全体の大きさは90cm×75cm×50cmぐらい、これまででも最大級の大きさです。移動のことを考えると、軽量化して少々面倒でも作品自体を分割式にする必要がありそうです。

             おおよそのプランが出来上がったところで製作開始です。基本はスチレンボードの組み合わせで必要に応じて角材で補強するという感じです。なおこの制作過程はこれから随時レポートしてゆく予定です。

             問題は本当に8月までに会場の平塚市美術館が再開しているかどうかだな?

             連絡はまだ何もないけど、可能性は半々ぐらいじゃないかと今は思っています。

             

             

            JUGEMテーマ:模型製作

            category:diorama | by:moocomments(0) | -

            Calender
               1234
            567891011
            12131415161718
            19202122232425
            262728293031 
            << July 2020 >>
            Selected entry
            Category
            Archives
            Recent comment
            • TBLeague PHMB2018-T01A 2 ヘッドをリメイクしてみました
              moo
            • TBLeague PHMB2018-T01A 2 ヘッドをリメイクしてみました
              Kaihara
            • 小さな丘の風景・冬 1 ベースが出来上がった
              moo
            • 小さな丘の風景・冬 1 ベースが出来上がった
              isosi
            • ドールハウス 2 家具作りしています
              moo
            • ドールハウス 2 家具作りしています
              totochan(ととちゃん)
            • 五能線驫木駅 3 駅舎ができた
              moo
            • 五能線驫木駅 3 駅舎ができた
              totochan(ととちゃん
            • 秋桜
              moo
            • 秋桜
              マチャ
            Recommend
            Link
            Profile
            Search
            Others
            Mobile
            qrcode
            Powered
            無料ブログ作成サービス JUGEM


            瞳に四角い鰯雲 - にほんブログ村

            にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手作り人形へ
            にほんブログ村
            にほんブログ村 美術ブログ 創作人形(美術)へ
            にほんブログ村
            にほんブログ村 コレクションブログ 球体関節人形へ
            にほんブログ村


            街並み巡りランキング

            ドールランキング

            ジオラマランキング