情景のなかの人形たち掘1 次回に向けて再始動しました

2019.09.05 Thursday 05:15
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     まだ時期も場所も決まっていないけど、次回の個展に向けて再始動しました。コンセプトは自分のイメージした世界をオリジナルドールやフィギュアをつかって3Dの情景や2Dの画像で表現すること。これはこれまでと変わらないんだけど、より夢のある作品をつくってゆきたいという方向性のようなものはあります。

     

     

     で最初に考えたのは1/150のジオラマで、20cm×25cmの空間に樹が1本という作品。広い原っぱにもし樹が1本だけあったら、それを目印にいろんな生き物が集まってくるんじゃないかな? そんなイメージです。

     

     

     

     こちらは13年前に制作した sakura という粘土でできた球体関節人形です。制作を始めて3体目という本当に初期の作品です。当時は造形的にも満足していたのですが、今の人形と並べるとやっぱり見劣りがする。これを今の自分の技術で再生してゆきたいと思っています。

     お人形って古くなったからとか、あまりきれいじゃないからって理由で捨てらんない。気になるところがあれば手を加えて、何が何でも可愛くする。だから自分のつくるお人形に本当の意味での「完成」ってことはないのかもしれない、と思ったりもします。

     

     

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    情景のなかの人形たち供19 5日目(最終日) たくさんのご来場ありがとうございました

    2019.08.19 Monday 09:36
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       個展「情景のなかの人形たち」もいよいよ最終日です。

       ちょっと暑いものの、雨の心配はなさそう。たくさんの人が見に来てくれるといいな。

       

       

       5日目ともなると、もう一度やって来られる人とか、お友達を連れてきてくれる人、それからブログ見てるよなんて人も来て下さって嬉しい限りです。

       普段は黙々と制作や撮影をしていて、こちらから一方的に情報を流しているだけなので、こういった形でリアクションがあるってことはたいへんな励みになります。情報を発信する側って、それがどういうふうに受け取られているかが気になるというか、ある意味本当に不安なんですよね。今回は皆さんが好意的に受け止めてくれているってことが分かっただけで、とても嬉しい。それが正直な気持ちです。

       

       

       

      「コンサート」

       1/6のオビツボディにオリジナルヘッドを組み合わせたドールでミニコンサートの風景を再現しました。なぜこのシリーズのドールをつくったかというと、描き目ばかりだった1/6ドールの世界にあって、J-DOLLという入れ目のお人形が何年間か発売されていたことがありました。JーDOLLは一つ一つ世界の通りの名前がつけられ、そのイメージに合ったOFをまとっているという、とても素敵なお人形でした。

       それが発売中止になり(多分ものすごい生産コストがかかっていたためだと思う)、その後は意を決して、自分で作り始めたというわけです。こちらのヘッドは入れ目、睫毛つき、ウイッグ仕様ということで、小さくても球体関節人形と同等の構造になっています。(HP上での紹介は nano、sayaka、ikumi )

       

       

       

      「電停のある風景」

       基本的には1/150のNゲージレイアウトなのですが、自分の場合には主人公はあくまでも1cmのフィギュアです。購入した状態のまま貼り付けて行くということはほとんどなく、できる限りの修正を行いリペイントします。

       N-ゲージを実際に走らせるほど大きなレイアウトはつくらないの? とかコンテストには出さないの? みたいな質問を受けるのですがこれは厳しい。自分の多くの作品は20cm×50cmほどですが、これでも2か月ぐらいかかっちゃう。もし90cm×60cmなんてものをつくろうとしたら1年がかりだね・・・。

       

       

       

      「sayaka」と「nano」

       旅行やお散歩に行くときにはいつも連れて行く、モデルとしてよく登場する前述の1/6オリジナルドールです。今回は会場にさりげなく置いてみました。今では自分のやりたいことを表現する同志のようなものです。

       

       

       

      「akane」(消えゆく記憶)

       昨年つくった粘土製のオリジナル球体関節人形です。今のところ自分のつくった1/3のDOLLでは最もよくできた作品だと思っています。

       上の画像はパネルにした合成写真です。今回はこの合成写真のコーナーに立ち止まって見入る人が多かったのに少々驚いた。(今回は特にこの合成写真の枚数を増やした)

       人形を使ってこういうことをする人ってあまりいないから、おそらく新鮮に見えたのだと思います。反応が良かったので、とりあえずHP上で「簡単な合成写真の作り方」みたいな特集をやっても良いのではないかと、ただ今検討中です。

       

       といことで最終日の入場者は138名(3時過ぎには撤収作業を開始したので、それ以降にご来場された方には申し訳ない)。5日間のトータルで754名でした。

       撤収作業は連れと二人、148m^2に広げられたものを箱に納め、再び軽自動車の荷台へ。暑さの中の1時間20分は実に厳しかった。

       

       

       家に帰ってシャワーを浴び、その後は近所の居酒屋で打ち上げです。(さすがに疲れた)

       入場者は昨年の半分に満たない程度でした。昨年こちらの平塚市美術館のメインの展示は、大ブレイクした深堀隆介氏の「平成しんちう屋」だったので、これはこれで別にショックなことではないです。もともとメインの作品展から流れてくる方をねらった「他人のふんどし」みたいなものなので、むしろ当たり前。

       昨年は混雑時には子供がはしゃいで、それにヒヤヒヤするような状態だったので、今年の方がむしろ落ち着いて説明できたような気がします。

       だからなんとなく入ってきて、ここが人形関係の展示だと分かり、ふと目に留まったものがあって立ち止まる。そこでちょっとこちらで説明を加えると、なるほどといった感じで、今度はじっくりと展示を見直してゆく、そんな流れができたように思う。

       

       たとえ1万人の入場するドールイベントがあっても、自分のブースの前に1万人が立ち止まるわけじゃない。そう考えると少なくとも自分のやっていることを700名以上の方に見ていただき、おそらくは200名以上の方とお話しできたことは数字としては悪くないと思います。

       人形を作り、またそれを主人公として自分のイメージした空間を情景や写真で表現してゆくという、ちょっとレアな世界があることを知っていただくという目的も、それなりに果たせたかなと思います。

       

       今回もたくさんの方々にご来場いただきありがとうございました。来年もこういった企画はぜひやりたいと思っていますので、ご期待ください。

       あとこういった自己表現をしてみたいと思っている方がいれば、ぜひぜひチャレンジしてみて下さい。応援します。

       

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      情景のなかの人形たち供18 4日目 とっても暑い

      2019.08.18 Sunday 05:58
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         台風が過ぎ去って晴れたものの、今度はむちゃくちゃ暑い。

         来年は本当にこんな暑い中でオリンピックやるんだね、大変だなあ。(自分はきっとどこか涼しいところでテレビ見てると思う)

         

         

         今日も順調に9:30にオープン。最初のお客様の入場は10:10ぐらい、あとははぽちぽちと。

         晴れたので展示室も明るくなり、開放的な感じになりました。

         

         

         

         毎日ちょっとずつ展示をいじっているのですが、今度は隙間うめでつくったミニジオラマにコメントを加えてみました。

         

         では例によって展示作品の一部をご紹介します。

         

         

        「曲沢駅」

         秋田県の由利高原鉄道の曲沢駅を再現した1/150のNゲージレイアウトです。半径1kmぐらいの範囲で周囲は360°田んぼという、とても潔いというか、見事な景観の駅です。昨年たまたまこの近くにお住まいだった方がいらっしゃって、この通りだとお墨付きをいただいた作品です。

         ちなみに主人公は1cmほどの大きさのフィギュアなので、こちらの作品をご覧になるときには視線を低くしてご覧ください。でないと、何も気づかないで通り過ぎることになります。

         

         

         

        「旅立ち」

         何年か前のドールイベントのために制作した1/3の情景です。アイルランド北西部のバス停を想定して旅立つ二人を配置しました。道標には実在するアイルランド北西部の地名を取り付けています。このつくり込みに気づく方がいて、ちょっと嬉しかった。

         

         

         

        「江ノ電藤沢駅」

         

         

        「御前崎の海岸にて」

         展示の最後は合成写真のコーナーになるのですが、そのとき解説によく使うのがこの2枚の画像です。人形を配置した違和感のない風景をつくる方法としては、単に人形の画像を貼り付けるだけでなく、影とぼかしのコントロール、そしてあえて背景画像に不自然な加工を加えるといったところがポイントになります。

         今回持ち込んだ写真は120枚ですが、けっこう感心しておかえりになる方が多く、立体表現だけでなくこの路線も更に頑張ってゆきたいなと思いました。

         

         

         

         4日目の入場者は172名でした。

         本日は最終日になります。搬出完了時刻が決められているため、15:00ぐらいから少しずつ撤収作業を開始します。ということで早めのご入場をお待ちしております。

         

         

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        情景のなかの人形たち供17 3日目 今日も比較的静かでした

        2019.08.17 Saturday 07:01
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           台風一過の3日目です。雨も朝方にやみ、ちょっと風は強いものの、お出かけにはあまり影響なさそう。

           

           

           ということで窓側のブラインドを完全に開けてしまいました。

           展示室がぱっと明るくなりました。自分のつくるお人形の鑑賞にはこのほうが向いています。というのも瞳がキャッチライトして輝くから・・・。

           

           でも結局、1日を通して曇りだったので、その効果は今一つ。

           

           

           まあこんな具合です。

           ただうちの chico ちゃんをあえて道路側に向かせて座らせているので、彼女と視線が合ってしまう人は必ずいます。(昨年もこの娘に興味を持って展示室を訪れる人が何人かいた。)

           

           ここで昨日に続き、各コーナーのPRです。

           

           

          「stratum」

           11年前に制作した sara という球体関節人形をパネルに埋め込み、あたかも恐竜の骨のように発掘されたばかりの状態を表現したもの。自分としては珍しく art している作品です。

           

           

           

          「腐海の尽きるところ」

           stratumとともに、この個展のために制作したものです。こちらも見入る人は多いです。ただこれ自体が腐海の深部に新しい世界が生まれつつあるという、アニメーションで描かれた世界よりも後の時代をイメージしているので、単行本まで読み込んでいないと、そのシチュエーションをすぐに理解するのは難しいかもしれません。(ちゃんとその場で説明してるけど)

           

           「stratum」とこの「腐海の尽きるところ」は光の演出があるともっと見栄えがするのですが・・・、これはまた今後の課題ということで。

           

           

           

          「梅雨明け」

           1/150スケールのジオラマ、1cmのフィギュアがもちろん主人公です。この作品は20cm×20cmのとても小さなものですが、建物のなかもきっちりとつくり(ラーメン屋さんにはお客がいてラーメンのどんぶりもある)、画像からは見えないですが、路地裏なんかにも手抜きなしに造り込んでいます。小さいですが、ジオラマのなかではいちばん時間のかかった作品です。

           

           

           このつくり込みに気づくのは子供たち、だって大人の上からの目線では見えないんだもの。こちらの作品を見るときには、まずはジオラマのフィギュアの目線まで下げて下さいね。

           

           

          「nanami」

           6年前に制作した球体関節人形です。今回この娘の写真をポストカードにしてお土産にお渡ししています。(上の画像とは別の写真をプリントしてます) この娘がけっこう女の子に人気です。

           

           

          「飯田市立追手町小学校」

           昭和4年に建てられた小学校の写真です。(有形登録文化財) この写真の前ではだれもが立ち止まる。写真の力って今更ながら強いね。今回は昨年より多い120枚の写真を展示しています。

           

           3日目の話題としては「このお人形や作品は販売しているんですか」という質問を何人かに受けたこと。なかにはこういうお人形経ったら高く売れるよとアドバイスして下さる方もいました。

           

           正直、現状では、ちょっと可愛いごくごくスタンダードなお人形では、元が取れるようなお値段はつかないので、もう売るのはやめちゃいました。高く売れるようなお人形にするには、人の目を引くような工夫とか、迫力や芸術性のようなものが必要だと思っているんですが、そういったものは自分はつくりたくない。気軽に着せ替えができて、旅行に行ったり、写真を撮ったりする、そういう楽しみ方のできる、ちょっと可愛いお人形がやっぱりいいな。

           前にも話したけど、自分にとっての人形は芸術品でなくて、むしろ実用品。販売物というより自己表現のための同志のようなものです。

           

           ということで本日の入場者は168名。

           台風一過でもうちょっと人数的には増えるかと思ったんだけどな・・・。また今日もがんばります。

           

           

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          情景のなかの人形たち供16 2日目 台風にはかなわない

          2019.08.16 Friday 05:17
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             2日目、ちょっとだけ手を加えることはあったけど、今日はちゃんと9:30にはオープン。余裕があったので一通り会場内を撮影します。

             

             

             今年もうちの chico ちゃんにお着換えしてもらって、イレーヌ・カーン・ダンウェール嬢になりきってもらいました。顔はあんまり似てないけど、それなりに衣装とかアクセサリーとか、背景は整えたつもりです。

             やはり皆さんここで立ち止まられて、注目度はNo.1。

             

             

             

             この娘はいわゆる「看板娘」。通りに面した窓を開け、通りからも見えるようにして入場者数を増やす作戦なのですが、今日は台風の影響もあって、表を歩く人はほとんどいない・・・。

             

             とりあえず各コーナーの代表的な作品を一通りご紹介します。

             

             

            「賽の河原」

             1/6のジオラマです。昨年の作品に手を加えたものです。迫力が出たな・・・と自分では思っています。

             

             

             

            「最後の冬」

             Nゲージレイアウトを撮影し、会津田島の雪景色と合成した写真です。この写真の下に実際の模型を置いたので、皆さん両方を見比べていました。

             こちらのレイアウトを撮影したもう1枚の写真は「N」という鉄道模型の雑誌のフォトコンテストで最優秀賞をいただいています。

             

             

             

            「Kittyの部屋」

             1/24スケールのドールハウスキット(2500円ぐらい)にいろいろ手を加え、マスターボックスのフィギュアを配置したものです。自分としては植物の表現が見どころだと思っています。

             

             

             

            「akane」

             昨年制作した56cmサイズの球体関節人形です。手づくりであることを知って驚かれる方も多いです。自分ではその様を見るのがちょっと嬉しかったりする。

             

             

             

            「5 hours after」

             スコットランドの風景、ドール、飛行機のプラモデル、アザミ、それらの画像を合成した写真です。この画像をつくったのは11年前で初期の傑作だと、自分では思っていたりする。

             昨年も写真の評判は良かったので今年は展示写真をふやしました。(全部で120枚ほど)

             

             とまあこんな感じなのですが、2日目の入場者は少なかった。初日は準備に手間取って実質3時間で125名、今日は7時間半で151名。まあお盆と台風の影響が重なってはどうしようもないか・・・。

             

             

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