情景のなかの人形たち 掘15  4日目 ウオーキングを始めた

2020.08.22 Saturday 05:37
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    「情景のなかの人形たち」4日目、今日も本当に静かに始まりました。

     なんと最初に見学者は開始後1時間ほどたってからでした。

     そして暇な時間を何していたかというと、展示室内でウオーキングや軽い運動、そしてちょっとだけスマホでゲーム。ちなみに歩数計を持って歩いていたのですが、今日は何と17,780歩も歩けちゃった。距離にすると13kmぐらい。これなら早朝のジョギングはいらない。


     

     新型コロナの影響はある程度予想はしていたけど、まさかこれほどとは。

     自分が会場をお借りしているのは平塚市美術館の一室です。この美術館自体のメインの企画展は、毎年、夏休み中は親子で楽しめる大規模な展示内容なのですが、今年は新型コロナの影響で小規模な所蔵品展のみ。だからいつもより来館者はずっと少なくて、当然そこから流れてくる方も少ない。それからいつもなら子供たちも多いのですが、夏休み短縮ですでに新学期も始まっている。酷暑の中でお散歩ついでにやってくる人もいない。あと今日この金曜日を定休日にしているところがほとんどないっていうのも影響しているでしょう。

    (まあ、それでも自分の作品を楽しく見て帰られた方も何人かいたんだけどね)

     

     

     そこで、時期がやや遅かりきの感はありますが、いつものお人形さんたちと会議を始めます。(ちょっと密だね)

    「何か良いアイディアがないだろうか?」

    「・・・・。」

    「・・・・・。」

    「・・・。」

     これ以上やっていると最低人(注)になってしまうので、ここはいったん中断します。

    (注:がんばれタブチ君で有名な、いしいひさいちさんが描いた「死闘 地底人 対 最低人」より。ずっと昔の漫画です。 )

     

     ここで本日も展示品のいくつかをご紹介します。

     

     

    「私の部屋」

     1/6スケールのドールハウス、モデルドールは nano 

     

     

     自分としては女の子の部屋をのぞき見している感じで、どきどきしちゃう作品かな。こういう感覚的なものってとっても大切だと思う。

     

     

     

    「コンサート」

     同じく1/6のジオラマです。モデルドールは nano と sayaka です。nano と sayaka って名前が頻繁に出てくるけど、以前イベントで販売していたころに名付けたドールヘッドの種類のことです。

     

     

     

    「新学期」

     1/150スケールのジオラマ、いわゆるNゲージのレイアウトです。(20cm×75cm)

     もちろんこの上で電車を走らせることもできます。

     

     

     通常、この大きさのものをざっとつくると1週間ぐらいで出来上がると思いますが、これを2ヶ月ぐらいかけて作り込んでいる。だから近寄ってみると、いろんなものが見えてくる。

     このシーンの主人公は中央の高校生二人です。その身長は1cmほど、きっと上から見ても分からないと思います。皆さん、腰を落としてよく見てください。

     そういうこともあって、多分、今回の作品のすべてをざっと見るだけで最低20分はかかると思う。じっくり見たり写真を撮ったりすればその倍以上かな。

     

     

     

    「曲沢」

     1/150スケール(20cm×50cm) 実在する由利高原鉄道の駅を少し縮小して再現しています。この駅を利用していた方が、一昨年前にたまたまここを訪れ、この作品を「本当にこのとおりです」と評価してくださいました。

     

     

     

    「卒業式の朝」

     前日は大雨だったので、用務員さんが早めに出勤して卒業式の準備を始めた。そのシーンを1/150で再現しています。(20cm×25cm)

     ジオラマって物を並べてリアルに仕上げることが大切じゃなく、そこにどれだけストーリーがあるかってことの方が重要だと思う。

     

    「情景のなかの人形たち」

    会期 8月18日(火)より23日(日)まで 9:30〜16:50

     (但し最終日は15:00には撤収開始)

    場所 平塚市美術館 市民ギャラリーB室にて

    *)入場無料、記念品としてポストカードを用意してます。

    *)会場内の撮影はすべてOKです。ちなみに小さな作品も多いので、撮影される場合にはマクロ撮影のできるカメラや高画質のスマホがあると良いと思います。

     

     

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    情景のなかの人形たち 掘14  3日目 巨大プリント 通りに誰もいない

    2020.08.21 Friday 06:11
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       3日目、会期6日間も中盤になりました。今日もいたって静かな始まりです。

       今回は会場のいちばん目立つところに置いた作品をご紹介します。

       

       

      「stratum」(地層)

       

       

       人形そのものは明確な寿命を持たないので、可能性としては永遠の存在として将来、地層の中から発掘される可能性もあるというイメージにもとづいて制作した作品です。

       巨大プリントは作品の上に掲げて、その存在感を強調しています。入口に一番近いところに置くにはふさわしいかなと思いました。

       

       でもこの作品はきっとすぐにリメイクする。ドライブラシかけ過ぎたのに気付いた。

       けっこう暇しているので、手を入れなきゃいけない作品はないか、あちこちチェックして回っています。

       

       

       

      「賽の河原」

       

       その隣に置いたのがこの作品です。何年か前に恐山を訪れたことがありますが、あの空間のインパクトはすごかった。恐山にこういうところがあるというのでなく、現世と死後の世界の境界線をイメージして制作したこのジオラマです。

       

       

       

      「腐海の尽きるところ」

       

       最近リメイクの終わった作品で、がらっと雰囲気が変わりました。

       作品そのものは、もちろん「風の谷のナウシカ」からヒントを得ています。腐海の最深部では浄化された新しい世界がひろがりつつあるというくだりを再現しました。

       

       

       ナウシカのフィギュアはプラモをベースにつくっていますが、この作品の見どころは、やはり腐海の植物とよみがえりつつある旧世界の植物が共存するこの空間です。

       この作品のスケールは1/20、ナウシカの身長は8cmほどです。ミニチュア作品の弱いところって、その小ささゆえ立ち止まってじっくりと見てもらわないと、何も気づいてもらえないところです。だからここにも巨大プリントを置いて目を引くようにした。

       

       

       

      「LAST WALTZ」

       

       最近完成させた横浜駅西口に実在するBARから、そのイメージをいただいて制作した作品です。1/3スケールのジオラマは4点持ち込みましたが、そのなかでいちばん大きく、その中心に置いてある作品です。

       

       

       モデルドールは nanami、以前に blog や HP で紹介したときから、アメリカンな感じのOFに変えてみました。

       自分のつくるドールって小顔なので、やっぱり立ち止まって、じっと見てもらわないと作り込みが分からない。だから会場内にはこの娘の大きなプリントも展示してあります。大きなプリントってやっぱり効果ある。

       

       

       

       昼頃になると会場内は本当に静かになっちゃった。12:30ごろから2時間ぐらいは誰も来なかった。通りを見ても誰も歩いていない。本当に悪いタイミングで開催しちゃったなって感じです。コロナと酷暑には勝てない。

       

       もっと言うと、この日はこれまででいちばん気分が悪かった。

       こういうものをやってると、たまに上から目線であれこれコメントする人がいる。物事良く分かってないのに突っ込みを入れたりするが、その内容に具体性がない。それはそれで軽くあしらうだけなのだけど、気に入らないのはマナーのなっていない人です。

       たとえば入ってきて、作品を何も見ないでソファーに座り込み、「さあ、次はどこに行こうか」なんておしゃべりを始めるご婦人、ここは休憩場所じゃないです。あとはタオルで汗を拭きながら電話かけ始める人。あのねー、いくらなんでもそれはないでしょ。さすがに睨みつけて立ち上がったら、その場からいなくなりました。

       

       

       さて今日もこれで終わりかなと思った15:00ごろ、学生さんと思われる二人がやってきました。きっと短い夏休みも先週で終わり、今日あたりは半日授業だったんだろうなあと思います。

       そして静かにそれぞれのペースで、(ここがポイント、興味関心て人それぞれで違うから) 解説文まで含め、作品を隅から隅まで見て帰られました。その間、二人の会話はなし。

       もしかしたらそれほど興味のある分野ではなかったかもしれませんが、じっくりと時間をかけて理解しようとしていたんだろうなと思います。これは嬉しかった。

       

       

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      情景のなかの人形たち 掘13  2日目 今年のポイント やっぱりとても静か

      2020.08.20 Thursday 06:12
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        「情景のなかの人形たち」第2日目です。

         始まって15分で最初のお客様、今日もとっても静かな始まりです。

         

         

         今回は今年のポイントみたいなところを解説します。

         基本的に「情景のなかの人形たち」は、自分のイメージした空間を、ドールやフィギュアを主人公として表現してゆくというコンセプトなのですが、メインのはずの1/3スケールのオリジナル球体関節人形については、これまで簡単なパネルの背景だけで済ませていた。これを今年はリアルな背景に作り替え、テーマを持たせたところがやっぱり一番大きな変更かな。

         

         

        「古いドア」 モデルドールは asumi

         

         

        「小さな侵入者」 モデルドールは akane

         

         

         

         

         写真のコーナーです。いつもだったら、旅行した記録写真をいろいろと張り付けているのですが、さすがにこの新型コロナのおかげでほとんどない。かわりにご近所を散歩した記録のコーナーができちゃいました。

         でもおかげで、これまで知らなかったご近所の素敵な場所をいろいろと知ることができました、それは収穫。

         

         

        「極楽寺」

         

         

        「大根川の河原」

         

         

         

         

         あとは展示レイアウトをかなり変えた。

         作品には前面から見てもらうことを前提としたものと、360° どこからでもOKなものの2種類があるけど、これを明確に区別して配置した。これって当たり前のことなんだろうけど、これまで見落としていました。

         

         

         多くの鉄道模型のレイアウトは、どの方向から見ても大丈夫なようにつくり込んでいるので、これでだいぶ見やすくなったと思います。この作品は「新学期」というタイトル(1/150スケール)、画像中央に高校生がいますが、これで身長が1cmほどです。

         

         

         

         全体としてはお客様が全くいない時間帯もあって、けっこう暇してました。何もないので、いつもの連れてる人形の撮影などしてました。

         でもときおり、この作品展にものすごく興味を持って下さる方がいて、嬉しく思いました。その言葉一つ一つが明日への励みになるんだよな。

         

         

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        情景のなかの人形たち 掘12  1日目 始まりました でもとっても静か

        2020.08.19 Wednesday 06:55
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           さて今日からいよいよ3回目の個展「情景のなかの人形たち」が始まります。

           過去2回に比べれば、作品数も増えたし、質も上がっていると自分では思っています。

           

           

           早朝、涼しいうちに我家の軽自動車の荷室に、会場に運び込む作品を詰め込んだ。作品はそれぞれ専用の箱をつくって省スペース化しているので、ぴったりと収まるはず・・・。ちょっと計算違いもあったけど、ご覧の通り荷室の96%ぐらいは埋まった感じ。これはこれで見事な光景です。

           

           

           

           9:30、早速、会場設営を始めました。まずは工芸台とテーブルを並べて布をかぶせる。次にジオラマ作品を組み立てて並べる・・・。

           13:00、ジオラマが並べ終わった段階で開場、並行して写真を壁に貼り付け始めた。結局、この日すべてが整ったのは15:00過ぎでした。この規模の作品展を個人が行うって、やっぱり大変です。

           

           

           それで初日の会場はというと、本当に静かでした。予想した通り美術館に訪れる人も少なく、美術館の企画展から流れてくる人もほとんどいなかったです。

           

           

           とりあえず明日からは、chico ちゃんに頑張ってもらって、お客集めをしてもらいましょう。

           初日は準備に手間取ったこともあって、あまり写真が撮れませんでしたが、明日からはおすすめポイントなどをご紹介してゆきたいと思います。

           

          「情景のなかの人形たち」

          会期 8月18日(火)より23日(日)まで 9:30〜16:50 (但し最終日は15:00には撤収開始)

          場所 平塚市美術館 市民ギャラリーB室にて

          *)入場無料、記念品としてポストカードを用意してます。

          *)会場内の撮影はすべてOKです。ちなみに小さな作品も多いので、撮影される場合にはマクロ撮影のできるカメラや高画質のスマホがあると良いと思います。

           

           

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          情景のなかの人形たち 掘11 最後のチェック終わりました 明日から公開です

          2020.08.17 Monday 06:03
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             明日からの個展「情景のなかの人形たち」の準備も最終段階です。

             ある意味、このために1年かけていろいろとやってきた訳なので、できるだけきちんとした形で開催したい。  

             

             

             作品数はドールやフィギュアを主人公とした情景作品が27、スペースを調整する小作品が6、写真150、大きな写真パネル10といったところです。これを会場の見取り図に配置してゆく。おおまかなものはつくってあったんだけど、こうやって正確なものをつくってみたら、作品数が増えた分、配置を多少変更しなくてはいけないところがあるってわかった。

             この配置図をもとにして明日は設営を行います。こういうものを事前につくっておかないと、多分、準備に丸1日以上かかっちゃう。今年の目標は準備時間4時間半、開始目標14:00です。

             

             

             

             印刷物では美術館側の要請もあって、新型コロナ対策の注意書きを追加しました。

             正直なところ、この個展が感染拡大につながるような危険なものではないとは思っていますが、それでも少なくともご近所の方とか、このブログ等の読者の方が訪れるということを考えれば、開催することの影響はゼロとは言い切れない。そういう事実そのものが、心のどこかに小さな棘のように刺さっている感じです。

             

             

             

             配置確認とともに作品の最終点検をします。一ヶ所の破損を発見して修復を完了しました。

             あとは再び我家の軽自動車の荷室と同じ形に積み重ねます。積み込みは明日早朝の予定です。

             

            「情景のなかの人形たち」

            会期 8月18日(火)より23日(日)まで 9:30〜16:50

             (初日は準備が整うのは多分14:00ごろ、最終日は15:00には撤収開始)

            場所 平塚市美術館 市民ギャラリーB室にて

            *)入場無料、記念品としてポストカードを用意してます。

            *)会場内の撮影はすべてOKです。ちなみに小さな作品も多いので、撮影される場合にはマクロ撮影のできるカメラや高画質のスマホがあると良いと思います。

             

             期間中のお休みはとってあるんだけど、今日だけはこれからお仕事に行かなくちゃいけない。

             何事もなく明日が訪れますように。

             

             

             

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