ドールのお手入れ 1   キャッチライト お湯パーマ

2020.09.04 Friday 15:10
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     先日終了した自分の個展「情景のなかの人形たち」のレポートの中でも書いたことだけど、ドールの瞳に光が差し込んで輝いていると、そのドールが生き生きと、より魅力的に見えるようになります。

     特にドールの写真を撮るときには、このキャッチライトは意識しないといけないです。

     

     

     これは aimi という、1/3スケールのオリジナル球体関節人形の画像です。キャッチライトはしてるけどちょっと弱い。なぜかというと、前髪が瞳にかぶさってきて、光線を遮っているからです。

     個展の最中はいろいろと自分の作品をチェックして、このドールは手直しを要するグループに分類しました。

     

     

     そして個展終了後に何をしたかというとお湯パーマです。これはヘアーをカールさせたい方向に固定しておき、熱湯で湿らせたタオルなどを押し付けて、またはお湯を直接注いで形を整えるというものです。

     ご覧の通り、これで前髪が左右に分けられてキャッチライトしやすくなった。

     

     道具は volks などのメーカーから発売されているものを使うのが、やっぱり確実かな。

     自分の場合にはけっこう慣れているので、直径1cmぐらいのパイプの上にドールヘアーをのせ、お湯を少しずつ流して形を整えています。

     

     

     

     こちらは1/6スケールの ikumi です。同じように前髪がかぶさり気味なのと、ヘアーが後ろに流れ過ぎて耳の裏側まで見えてしまっている。

     

     

     こちらはウイッグ自体を黒いものに交換し、額が見えるように、そしてやや内側にカールするようにお湯パーマしました。

     お湯パーマってどうしても時間とともに緩んでくる傾向にあるので、ときどきこうしてメンテナンスしてあげると良いと思います。

     

     

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    ayumi 12 オリジナル球体関節人形のリメイク 決まったって感じ

    2020.08.31 Monday 09:19
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       一区切りついたので、次回の「情景のなかの人形たち」に向けて再始動です。

       まずはやり残したことや、一部作品の修復・修正からスタートです。

       

       

       こちらは ayumi 、半年かけてリメイクしていた15年前のオリジナル球体関節人形です。8月初めには、いちおうリメイクは完了していたのですが、個展には持ってゆかなかった。なぜかというと仕上げに「決まった」みたいな感覚がなかったから。どこが悪いのでもない、極めて感覚的なものかもしれない。表情に輝きのようなものがないとでも言うのかな。

       

       

       

       その後も時々眺めてはいたのですが、昨日、何かひらめくものがものがあって手を加えた。

       アイホールを少しだけ大きくしてアイを紫色のものに変え、合わせてお湯パーマでウイッグの流れる方向を少し変えてみた。あとはアイラインや眉毛の調整する。こういったところはコンマ何mmの変化でがらっと容姿が変わる。

       

       実のところ、これまで黒髪のドールってほとんど作ってこなかった。そして今回はダークグレーのドールアイと、きわめてナチュラルなお化粧というところで勝負しようと思っていたのだけど、ものすごく難しかった。
       どういうことかというと、これらのパーツの組み合わせって、基本はふだん見かける日本人女性そのものなので、少しでも平均値から外れると、違和感のようなものを感じてしまう。そして何より特徴を出しにくい。

       

       前にも書いたけど人間の視覚はすごい。何万人もの人物を見分け、その感情的な部分まで、ある程度推測する能力を持つ。

       これをドール制作の場面に置き換えると、理由は分からないけど何かおかしいとか、どことなく可愛くないみたいなことになる。ようするにきわめて本能的なものを、理屈として理解するまでには時間がかかるし、さらにそれをどう修正するのか閃くまでには更に難しいというわけです。

       今回はアイを大きめのものにして、あえて日本人的なもののバランスを崩したことで問題を解決しました。

       

       

       

       このドールは15年前に最初につくったときの状態です。今回リメイクした結果と比べると、もともと同一のものとは思えない。

       ではどちらが良いかというと、もしかしたらこちらの方が手作り感があって良いという人もいるかもしれません。根本的には良し悪しでなく、気に入る気に入らないの問題だろうから。あるとすれば中途半端な感じがいちばんよくないかも。

       

       

       

      「あ、決まったな」と思ったのはこの写真を見たときです。

      これまで見たことのない表情、DOLLとしての美しさを感じます。

       

       それからしばらくこのドールを眺めていて、お金はかかるけど、やっぱり艶消しウレタンのコーティングは行うことにしました。やっぱりウレタンの方がぜんぜん仕上がりが美しい。

       もうちょっと時間をかけて完成させ、また別の機会にその画像をお目にかけようと思います。

       

       

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      ayumi 11 とりあえず完成 でもエンドレス

      2020.08.10 Monday 08:29
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         4か月にわたってリメイクを続けてきたオリジナル球体関節人形 ayumi の話です。結局のところ、ほとんどすべてに手を加えたために、新作以上に時間がかかっちゃいました。15年前につくった時と同じ人形だってことは、たぶん誰も気づかないでしょう。

         

         

         最後の微調整も終わったところでちゃんと服を着せてみた。

         なんで制服を選んだかって? もちろん世のおじさま方を惑わすためです。(やや本気)

         基本、オリジナルドールでありながら、VOLKSのSDとDDの間のボディラインに納めているため、自分の作るドールは基本的に市販の1/3ドールのほぼすべてが着せられます。飾っておくだけでなく、お人形遊びするためには、これとっても大切なことです。

         

         

         

         

         最後まで手を加え続けたメイクは最終的にこんな感じになりました。たぶんこんな娘どこかにいる、そう思わせるような仕上げをしたつもりです。

         でも正直なところ、何か足りないというか、輝きのようなものを感じないというか、この段階での満足度は68%ぐらいなんです。

         

         

         

         終わったということにしたんだけど、また写真を撮ってGIMPで画像をいじります。(上の画像)

         またちょっと良くなった感じ、でも決まった感がない。こうして作業はエンドレスで続くんだな・・・。

         多分この人形は個展の時に単独で展示することになると思うんだけど、あと1週間でまた違った感じに仕上がっているかもしれません。

         

         リメイクにきりはないので、記事としてはこれで終わりにしたいと思います。

         あとこの間のリメイク作業については、メインサイト瞳に四角い鰯雲の方に準備が整い次第、そのまとめをUPしておきます。

         

         

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        ayumi 10 完成一歩手前の最終調整 写真を撮ります

        2020.08.03 Monday 05:38
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           リメイク中の球体関節人形 ayumi いよいよ完成に近づいた。ボディとヘッドをテンションゴムでつなげ、まずは立たせてみる。ちゃんと自立するし、関節の具合も問題ない。

           ここで再び写真をたくさん撮ります。

           

           

           

           人間を含めた動物の視覚ってものすごく優れていて、何万という個体のなかから特定の個人を見分け、しかもその感情的なものまである程度理解できるような能力を持っている。

           ただ一方で主観に左右されやすいという欠点もある。出来上がったばかりで嬉しい気持ちになっていると、ついつい制作物の欠点を見落とすことになる。だから客観的に作品を見るために撮影をします。

           

           

           

           正面からは問題がないのですが、ご覧の通り少し斜めから見るとグラスアイの瞳孔がぼやけてきて、更に正面から外れると瞳孔自体が見えなくなる。このグラスアイを交換すればもっと良くなるに違いありません。あと口元はもう少ししまった感じの方が良いかもしれない。

           

           

           

           そして交換・修正します。(上の画像)

           こんな感じでまた少しずつ完成度を高めてゆきます。この最後の調整って、どこをどうするって方程式があるわけでなく、99%感覚の問題だろうと思う。だからこちらの見る目が変われば、理想的な人形の姿も変わってくるわけで、ここは考えようによってはエンドレス。だから現時点でのベストを見つけたところで完成となります。

           

           

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          ayumi 9 アイとウイッグを選ぶ ドールヘッドのメイク PCでシミュレーション

          2020.07.31 Friday 10:39
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             ここのところ怒涛の勢いでオリジナル球体関節人形のリメイクがすすんでいる。

             これなら忙しいお盆になっても、なんとか個展に間に合いそうです。

             

             

             今回はドールヘッドのお話です。ボディと並行して作業を進め、こんなところまで出来上がっている。メイクはまだしておらず、眉毛と唇に必要最小限の色を入れているだけです。

             

             

             

             この段階でウイッグやアイを選びます。基本的にはウイッグは普通に市販されている2000円台のもの、アイはヤフオクあたりで仕入れた400円〜800円ぐらいのものです。これらをある程度の数をそろえておいてその中から選ぶようにしています。数千円するようなアイもあるけど、上質だからといって必ずお人形にぴったりということでもないです。自分はたくさんある安いもののなかから選ぶ方が結果は良いように思います。

             ここまで単調な作業が続いていたので、この完成一歩手前のこの段階が人形作りでいちばん楽しいところかも。

             

             

             

             そして何十という組み合わせのなかから選んだのはこの組み合わせです。黒髪にライトグレーのグラスアイ、何か久しぶりに日本的な女の子にしてみたくなった。

             ただこの組み合わせに眉毛のブラウンはちょっと似合わない。

             

             

             

             早速眉毛をダークグレーで上書きして、その画像をPCに取り込みます。

             ここでGIMP(フリーの画像処理ソフト)を起動し、この後の作業をシミュレーションします。つまりPC上で修正やメイクを試してみるってことです。

             

             

             上唇が少し薄いので厚みを増し、左右の眉毛の傾きの違いを修正したうえで、全体をやや太くする。


             

             口元の引き締まった感じを出すために両脇に影を入れた。

             メイクとしては薄いブラウン系のアイシャドウ、頬にピンク、上瞼のアイラインの強調、そんなところを基本として、全体のコントラストを上げています。

             こういうシミュレーションをしておけば、実際の作業でも何度もやり直すことなく、効率的なメイクできます。

             これって人間でもできると思うのですが、誰かやっている人いるのかな?

             

             

             

             シミュレーションに従ってフェイスの修正とメイクをすすめます。眉毛や唇はMr.カラーで、それ以外は人間用のメイク道具を使って行います。

             一回で着色できるチークやシャドウはほんの僅かなので、少し色がのったらつや消しクリアーを吹いて色を固定し、更にチークやシャドウをのせてゆくという感じです。

             

             

             

             あとは上睫毛をとりつけ、ウイッグの前髪を整えたらとりあえずの完成です。

             けっこうお人形に濃いめのメイクをしている人もいるけど、自分はメイクしているのが分からないぐらいのナチュラルさが好きです。こんな娘どこかに居そうな気がする、そう思えるようなお人形がやっぱりいいな。

             

             

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