asumi 8 ペイントとコーティング 透明層をつくる

2020.07.30 Thursday 14:08
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     延々とリメイクを続けていた15年前のオリジナル球体関節人形ですが、5ヶ月かけてやっと完成が見えてきた。ほぼ新しいお人形を作るのと同じぐらいの手間がかかるというのもあるけど、それより1/3スケールのジオラマづくりに時間を割いていたことのほうが理由としては大きいかも。ジオラマの方が一段落して、ここにきてスピードが上がってきた。

     

     

     前回は下地が出来上がるところまでレポートしましたが、今回はペイントとコーティングの工程です。

     

     

     

    1 Mr.カラーのNo.111キャラクターフレッシュと同じ色合いに調合したリキテックスを全体に塗りあげる。

    2 これにブラウンを混ぜたものを陰になる部分に塗り、パール粉を混ぜたものを明るい部分に塗り分ける。

     

     といっても、見てわかるぐらいにしちゃうとおかしいので、ブラウンもパール紛も混ぜる量はほんの僅かです。これで立体感のようなものを出します。

     

    3 乾いたところで全体にアサヒペンの高耐久スプレーつや消しクリアーを吹き付けます。(上の画像)

    4 球体関節部分にMr.カラーのクリアーレッド+オレンジを吹き付けて赤みをつけます。

    5 関節部分だけに高耐久スプレーを塗り重ねて、関節が適度な遊びとなったところで関節部分の塗装は完了です。

     

     関節部分にこれ以上吹き付けると、関節が動かなくなっちゃう!

     お分かりかと思いますが高耐久スプレーは透明な保護層をつくるために使っています。ちなみにつや消しクリアーというネーミングですが、実際には半つや消しぐらいで、けっこうぴかぴかしてます。

     

     

     

    6 Mr.カラーのクリアーブルーをできる限り薄くして、わざとムラになるように(第二次世界大戦中のドイツ軍の夜間戦闘機迷彩みたいな感じ・・・と言っても分かるかな?)吹き付けます。

     

     人間の肌は基本的には彩度の低いオレンジからピンクの色合いです。この補色となるブルーを最初に塗ると、色合いが複雑になって厚みのようなものが出てきます。絵画の世界では昔からある技法です。ちょうど静脈の流れのようなものが表現できたりもします。

     

    7 高耐久スプレーを再び吹き付けます。

    8 今度はMr.カラーのクリアーレッド+オレンジを唇やその他赤みをおびた部分に吹き付けます。またわざとムラになるように吹き付けて動脈のような表現をつけます。

    9 高耐久スプレーを何度となく吹き付ける。今回は多分10回ぐらい、スプレーが2本空になりました。(上の画像)

     

     こういう工夫をすると、単純に着色した場合に比べて、肌の透明感や肌の色の深みのようなものが出てきます。

     基本的にはこの状態からスポンジやすりで磨きを入れて、最後にMr.カラーのつや消しクリアーを吹き付ければ終わりで良いと思いますが、ここから先もう一工夫です。

     

     

     

    10 全体にスポンジやすり(中目)で磨きを入れます。

    11 2液混合タイプのウレタンクリアーを吹き付けます。(上の画像)

     

     吹き付けるとこれ以上ない光沢、しかも車の塗装に使われるほどだから耐久性も高いです。ラッカーにも強いのでこの後のメイクを失敗しても、短時間なら問題なく薄め液でふき取れる。

     

    12 全体にスポンジやすり(細目)で磨きを入れます。

     

     これをしないと上に塗った塗料がすぐ落ちる。

     

    13 全体にMr.カラーのつや消しクリアーを吹き付ける。

     

     

    14 つやのある部分(爪など)にクリアーを塗ります。(上の画像)

     

     でまあ、こんな感じでボディは仕上がります。

     実は今回、ちょっとだけコーティングの工程を変更しました。以前は透明層はすべてウレタンクリアーで仕上げていたのですが、塗料自体が高いし、吹き付ける道具のお手入れもものすごく大変です。ここは高耐久ラッカースプレーに大半をまかせて最後の一回に絞った。

     あとウレタンクリアーに艶消し材を混ぜて吹き付けると、とてもマットできれいな表面になるのだけど、その分汚れをひろいやすく、浸み込みやすくなるのでそれもやめた。

     Mr.カラーのクリアー系塗料の耐久性も高まったし、比較的簡単に手に入るので、汚れたら磨く、落ちた分はまたMr.カラーのつや消しクリアーを吹き付ける、それが一番簡単なお手入れのような気がします。

    (但し遊ばずに飾っておくなら、やっぱり艶消しウレタンクリアーの方が絶対に良い、信じられないぐらい塗装面がきれいです)

     

     

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