ayumi 1 自分が最初につくった球体関節人形のリメイクを始めた 最近気になること 麒麟

2020.03.19 Thursday 04:48
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     アイドールに向けてつくっていた1/6オリジナルドールの制作が一段落したところで、次のお人形作りに入ることにしました。まったくの新作の制作も考えていたのですが、とりあえず最近可愛がってあげられない旧作品も多くなってきたので、もう一度そのリメイクにとりかかることにしました。

     

     

     こちらは ayumi 、15年前に自分が最初につくった球体関節人形です。いろいろなものを参考にしながら1年半近くかけて完成させました。

     当時は作り方ってものを理解していなかったし、「吉田式 球体関節人形 制作技法書」(名著)という教科書的な本もなかったので、えらく時間がかかったのを覚えています。概形は2か月ほどで完成したものの、あちこち手直ししていたら、2作目より完成が遅くなっちゃった。

     

     

     15年前の第1作としては良くできている。細かな造形が今一つの部分はあるけれどバランスは悪くない。この画像を見ながらどう手直ししてゆくか考えています。

     まずは手足や肘のパーツは強度に勝るレジンに置き換え、鉄やネオジムを埋め込んでマグネット仕様にするという、最近つくる人形のスタンダードな形式に変更する。腰の関節をつくってポージングの自由度を増す。あとは関節部分の精度を高めるぐらいでも良いかもしれない。今見ると人形作りの技術としては今一つなんだけど、この作品には人形作りに向かうピュアな姿勢が見えている。これは自分の作品づくりの原点として、その雰囲気はそのまま残しておこうと思います。

     

    ayumi

    仕様:身長52cm(1/3スケール)テンションゴムを用いたオリジナル球体関節人形(2005年制作)

    素材:ラドール、モデリングペーストによる表面仕上げ プラスチックアイ、ドールヘアは貼り付け式 リキテックスとMr.カラーによる着色 Mr.カラーのつや消しクリアーのコーティング

     

     

     

     この作品を保存していたのは、4.5畳の自分の部屋の隅っこにある約半畳の収納スペースです。ここに旧作品や参考にしたSDやDD、海外のキャストドール、他の方のつくられた創作人形なんかが置いてあります。この作品を取り出そうと、あれこれ引っ張り出したら、あっという間に4.5畳はこのありさま。chico ちゃんも隅っこに追いやられています。

     そして信じられないことに実はこれが全部じゃなくって、収納の更に奥にはまだ1/6のドールやフィギュアが100体以上ある・・・。

     実は最近気になっていたんです。もしかしたら自分はドールコレクターとしてはすでに破綻しているのではないかって、それが今回、あらためていちばん奥にあった作品を取り出したことで気づいた。

     しかしまさかこれほどだったとは・・・。

     しまいっぱなし、遊んであげられない、というのはお人形の価値をすでに見出していないと言われても仕方ないので、可愛そうだけど、少しクリーニングしてヤフオクあたりに出すことにします。

     昔はこういったお人形達を参考にして自分のドールをつくっていたんだよね、ありがとうって気持ちです。

     

     気になるって言えば新型コロナはもちろんだけど、NHKの大河ドラマも気になる、良くない意味で。大河ドラマはそれなりによく見るのだけど、今回の「麒麟」は全く入り込めないです。

     まずはあまりにも派手な衣装、この時代にそんな色合いの染料はなかったんじゃないの?

     戦いのシーンにも緊迫感がない。そのなかでも丸太で城門を破るシーンがいちばんひどかった。城門を破った瞬間、丸太を捨てて身構えるかと思ったら、そのまま丸太を持ったまま、あんたら狙われてるんだから必死の形相でどこかに隠れなよって感じです。

     鉄砲を撃つシーンもダメ、銃弾が打ち出された瞬間のリコイル(反動)を正しく演技している役者は皆無。丸顔の信長が出てきたところで、自分としてはもういいかなって感じです。

     戦いのシーンでいうのなら、アニメのクレヨンしんちゃん「あっぱれ戦国大合戦」の方がずっと上、比較するのもおかしいけど、時代考証や構成でこれを超える大河ドラマや映画は少ないと思います。というか「あっぱれ戦国大合戦」は間違いなくアニメ史上の名作なんだけど・・・。

     NHK大河ドラマの方に話を戻すと前作「いだてん」の方がずっと良かった。時代劇じゃないって理由で、はなから見ない人も多く、視聴率もそれほどじゃなかったみたいだったけど、実に細かなところまで調べて再現していた。こんなことがあったの? みたいなことも多くて勉強になった。「いだてん」は実に破綻するディテールの少ない作品でした。パーフェクトなジオラマのなかで演技力のある役者が熱演していたという感じで印象に残る作品でした。もともと江戸以前の時代ものでないと当たらないという日曜8時の枠なので、こういうテーマを持ち込んだ時点で相当な覚悟と準備はあったはず、実際それが生きていた。

     

     ミニチュアやジオラマをつくるってどういうことかというと、単に実物を縮小することではない。イメージする空間を再現するってことです。だから確かに本物に似ているってことは大切だけどそれがすべてじゃない。実は本当はそんなことないんじゃないのって部分があっても、それがその空間内で話として完結していれば良いわけです。ブライスってお人形があるけれど、そんなに目が大きいのはおかしいって人はいない、全体のバランスから考えればむしろ自然です。

    「麒麟」は舞台でやるんだったらそれでいいんじゃないって感じです。架空の空間内で派手な衣装、そして形としての切りあいがあって話がすすんでゆく、そこに破綻はない。だけどリアルな空間のなかで話をすすめて行くには無理がある。これがジオラマをつくる人間としての率直な感想です。

     

     

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