sakuraリメイクしてます 4 ずっとずっとコーティングしてました

2019.12.30 Monday 17:50
0

     リメイクしていたオリジナル球体関節人形の sakura ですが、造形作業と本塗装前の塗装の下地づくりが終わったことを、一ヶ月ほど前にお伝えしていました。

     そしてそのあと何をしていたかというと、本塗装とコーティング作業をずっとずっとしていました。

     

     

     モデリングペーストをベースにした下地材で仕上げた表面に、今度はリキテックスのチタニウムホワイト、アンブリーチドチタニウム、ライトポートレートピンクを混色してつくった肌色に、少量のパール粉を混ぜたものを均一に全体に塗ってゆきます。

     ご覧の通りこの塗料はけっこう色白なのですが、これはこのあと更に上層に濃いめの色をのせてゆくためです。またパール粉を混ぜたのは、このあと形成する透明層の内側から肌が輝くような効果を狙ったものです。但しそれと分かるような分量を混ぜてしまうと不自然になるので、肌が少し明るくなったかなという程度にしておきます。最終的な成果は小さな工夫の積み重ねです。

     

     

     

     全体塗装が終わったらコーティングとボディメイクに入ります。まず最初は全体に高耐久ラッカースプレー(つや消しクリア)を吹き付けます。その名の通りドール表面の強度が増して、紫外線や摩耗に強くなります。

     

     

     

     完全に乾燥したら、肘やひざなどの関節部分や頬や手足などに、Mrカラーのキャラクターフレッシュ(1)とクリアーレッドを混色したものを吹き付けて、赤みを加えてゆきます。塗料は極力薄くして少しずつ着色するのがコツです。

     

     

     

     次の段階では高耐久ラッカースプレーを関節部分だけに吹き付け、関節がぴったいとはまるような状況になったところで、いったん上の図のように組み立てます。これ以上関節部分には吹き付けません。(吹き付けると、あたりまえですが関節が動かなくなってしまうので)

     

     

     

     次に塗るのはクリアーブルーです。極めて薄くしたものをメロメロと静脈が流れるように吹き付けたのが下のパーツです。(上のパーツはそのまま) 比較すれば分かると思ったんだけど、こうして画像にしちゃうとほとんど差がないな・・・。(ちょうど第二次世界大戦中のドイツの夜間戦闘機の迷彩に似てる感じです・・・、肉眼だと分かる)

     

     本来の肌色とは補色の関係になる色を下地に置くということは、絵画の世界では比較的昔から行われていたことで、本来の色を塗った時に平坦さがなくなり深みや出てくる。創作人形の世界でも、下地をいったん緑色にする人もいると聞きます。

     自分の場合は明確に色付けをしているわけではないですが、少し肌に奥行きのようなものが出てくるような気がします。まあこれも小さな工夫の一つということで。

     

     

     

     更に高耐久ラッカースプレーを3回ほど吹き付けたあと、今度はクリアーレッドとクリアーオレンジを混ぜたものをメロメロと吹き付けてみました。(こっちも画像にすると良く分からない) こちらは動脈の表現です。

     そして更に高耐久ラッカースプレーを繰り返し吹き付ける。こうすることで最下層のパール粉を含んだ肌色の層、クリアーブルーやレッドの層を挟み込んだクリアーな層が交互に積み重なって、透明感のある肌に仕上がってゆきます。このコーティングは最終的に0.5mmぐらいの厚さになるかと思います。

     

     

     

     10回以上もクリアー塗装を繰り返すと困ったことも起こります。いちばん困ることは埃の混入、風のない状況で作業を行うのはもちろん、絶対に濃色の着て作業は行わない、そんなことをこころがけても吹き付け作業のあとには必ず埃とりをしなくっちゃいけない。

     そしてまたクリアー塗装・・・、この工程がいちばん忍耐が必要なところです。そして地味が故にこうやって作業風景をUPしても画にならない・・・。

     

     

     

     スプレー2本分を吹き付けたところで作業は終了です。(新作だと3本ぐらいゆくときもある)

     そして全体を中目のスポンジやすりで磨いたのが上の画像です。

     

     

     

     ここで手足の爪を描き、ヘッドに唇と眉毛の最小限の表現を加えます。

     

     

     

     このあと最終仕上げに使うのがウレタンです。2液混合タイプのもので楽天市場から購入してます。(一般の店舗では入手できない) このウレタンは自動車塗装にも使われるもので、素人が扱える塗料のなかでは耐久性はトップクラスです。このクリアータイプのものに艶消し材を添加して仕上げのコーティングとします。(以前は高耐久ラッカースプレーの工程もこれでやっていた)

     ウレタン塗料の効果は確かに高いのですが、問題点としてはやや高価であることと扱いがやや難しいところです。あと塗膜の耐久性が高いということは、使ったエアブラシの清掃も手間がかかるということで、適当にやるとすぐに目詰まりする。この塗料を使うには、それなりの覚悟が必要です。

     

     

     

     ということで最終メイク一歩手前までやってきました。このあとはウイッグとアイを選び、最終的なメイクを行います。ここから先がいちばん楽しいところかな? 一方でちゃんとできたかどうかのドキドキ感もある。

     ということで完成写真は年明けになります。

     

     

    JUGEMテーマ:ドール

    category:doll | by:moocomments(0) | -
    Comment








       

    Calender
       1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031 
    << January 2020 >>
    Selected entry
    Category
    Archives
    Recent comment
    Recommend
    Link
    Profile
    Search
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered
    無料ブログ作成サービス JUGEM


    にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手作り人形へ
    にほんブログ村
    にほんブログ村 美術ブログ 創作人形(美術)へ
    にほんブログ村
    にほんブログ村 コレクションブログ 球体関節人形へ
    にほんブログ村


    街並み巡りランキング

    ドールランキング

    ジオラマランキング