腐海の尽きるところ 11 大切なのは植物の密度

2020.07.04 Saturday 09:03
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     昨年制作した1/20スケールのジオラマ「腐海の尽きるところ」のリメイクをしています。

     とりあえず地面を塗りあげて植物をひととおり配置してみたのですが、何かが物足りない。そして原因の一つは圧倒的に植物の密度が足りないことではないかと考えました。

     腐海の最深部からその先の世界を再現しているのですが、清浄なる地が復活しつつあるのであれば、そこにはに生命あふれる空間がひろがっているはずです。

     

     

     

     そこで登場したのは和巧のペーパークラフト。ストックしてあるものからいくつか選んで組み立てることにしました。

     

     

     基本はまずは色を塗って、手の上で筆の反対側の丸い部分でこすって形を整える。慣れれば1cmに満たないパーツでもこんな感じで形状整えることができます。

     

     

     付属の心材を通して組み立てます。この雑草のほかにシダなども作ってみました。

     

     

     

     とりあえず作ったものを配置してみた。密度が増して良い感じ。ただ正直言えばもっともっと欲しいかも。

     でもこのペーパークラフトはそれほどお安いものではないので、なかなか気軽に使えません。だからと言って鉄道模型用のパウダー類を多用すると雰囲気が台無し、目立たないところで細かな地衣類を表現するぐらいが良いところでしょう。

     

     

     

     使えそうな白いドライフラワーをピンクに染めてちょこっと配置します。

     現在のところ、密度を高める使えそうなアイテムを求めてあちこち探しまわっています。

     

     

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    LAST WALTZ 4 地面部分の仕上げ

    2020.06.27 Saturday 04:43
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       実在するBARのイメージから、1/3ドールの展示用背景を制作しています。前回は建物の壁、そして今回は建物前の地面部分を制作します。

       

       

       これは壁のすぐ前の軒下をつくっているところです。コンクリートとはいえ、その製造方法や材質によって見かけはかなり違います。

       手前は砂が多く含まれ型抜きされた白っぽい縁石のコンクリート、つるつるなので厚紙をそのままライトグレーで着色した。

       上は砂利を含む流し込まれたコンクリート、モデリングペーストに砂を混ぜて溶いたものをまずは塗り、明度の違うグレーを何種類か用意して着色、最後にキリで無数の穴をあけています。荒くざらっとした感じに仕上げます。

       

       

       完全に乾燥したところでダークグレーを水で薄く溶いたものをスポンジにとり、上から押し付けて黒いシミのようなものを表現してゆきます。とりあえずこれで軒下部分は完成です。

       

       

       

       さらにその手前の路面をつくります。アスファルトの感じを出すために全体に水性塗料の黒を塗り、鉄道模型用のグレーのパウダーをまく。ちょうど塗料がアスファルト、パウダーが砂利という感じです。そして表面がべたつかない程度に乾いたところで今度はパイプで表面を圧縮する。実物と同様、ローラーで圧延かけてるようなものです。

       

       

       で仕上げに含ませる茶色の濃度や明度を変えたグレーを吹き付けると、かなり荒れた感じの路面ができます。この方法は以前にも試みたものですが、本当にリアルに仕上がる。

       

       

       

       壁本体と組み合わせてみた。

       いいね。

       

       

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      腐海の尽きるところ 10 リメイクします 腐海の色ってどんな色かな

      2020.06.21 Sunday 15:37
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         昨年制作した1/20スケールのジオラマ「腐海の尽きるところ」のリメイクをしています。

         旧世界は様々な毒によって大地が侵されていた。腐海の樹々はその毒を取り込み、そして自らはきれいな結晶となって、やがては大地の新たな土となる。
         腐海の最深部ではその浄化がすすみ、再び生命のあふれる世界が再現されつつあるという。

         単行本では腐海によって清浄なる地が再現されつつあるという記述がありました。(第6巻)
         この作品はそれを参考に、平和が訪れたであろう最終第7巻の少し先の時代をイメージして1年前に制作しました。

         

         

         ただあまりにも浄化された白にこだわりすぎて、ただ白っぽい岩の並ぶ海岸にナウシカがやってきただけのように見えてしまう。

        このイメージは違うなって思って、GIMP(無料画像加工アプリ)で白い岩の部分のトーンコントロールを三原色に分けてトーンコントロールをいじってみた。(上の画像)

         これで非現実空間の感じと少しの重厚感が出て、腐海の外というイメージに近づいたように思えた。

         

         

         早速、グレーで彩度を下げた藍色、青、緑をリキテックスで調合し、色を置いてゆきます。(上の画像)

         まだちょっとこれだと彩度が高すぎる感じです。また奥にあるのは、すでに瘴気を出すことのない小型化した腐海の植物なのですが、こちらの色合いが明るすぎて浮き上がってしまっている。

         

         

         ということで、再びGIMPを使ってシミュレーションします。

         岩の部分の彩度を更に落とし、腐海の植物をグレーグリーンで着色してみた。ただし倒れた腐海の木々と水の流れた跡を表現した白い縞の部分は浄化された証としてそのまま残します。このあたりがぎりぎりの選択かと思う。

         

         そもそも腐海の色ってどんな色なのか? アニメーションや現在も出版されている全7巻の風の谷のナウシカによれば、そこには巨大化したシダ植物や菌類が描かれていて、基本はくすんだような緑色、そこにキノコやカビによくあるような色合いが加わっているという感じです。

         自分としては浄化された腐海の外れを表現しているので、瘴気を吐き出すような巨大な腐海の植物は置かない、でも最近まで腐海だったという特別な空間だったことを再現するには、藍色や青といった色合いを用いるの一つの方法と考えたわけです。

         都合の良い解釈をすれば、腐海の木々が毒をその体に取り込んで無害化し、自らは白い結晶となって朽ち果てる。その過程で藍色や青といった色素はいったん大地に染み込み、その後、水によって洗い流されるいう感じです。

         違うなと言われればそれまで。そういうこともあるかなと言われればそれで良い。自分としては最悪、この空間内でつじつまが合っていればよいかなと思っています。

         

         

         作品の奥にある腐海の植物に色を与えたことで、手前にある復活した旧世界の植物たちとのバランスをとる必要が出てきました。そこでちょっと明るめの植物を更に配置することにしました。

         

         

         現時点ではこんなところです。

         しかし「風の谷のナウシカ」って、自然界の摂理という意味ではものすごくつじつまの合っている世界だよね。

         ちなみに単行本全7巻が出そろったのは25年前、いまだに売れ続けている名作です。ついでに言うとそのちょっと前に出版された「シュナの旅」っていうのも小作品だけど名作です。読んだことのない人はぜひどうぞ。(風の谷のナウシカの原案になったとも言われる)

         

         ちなみに3回目の個展「情景の中の人形たち」ですが、会場となる平塚氏美術館が6月16日より小規模ながら展示を再開し、個展も今のところはやれそうな状況になってきました。

         ただ自分自身は楽観していません。今週末の状況を見れば、問題の第二派の起きる可能性はぐんと高まったと考えています。

         だいたいユニクロのマスク販売で列ができるなんて、何か間違ってる。マスクで感染を防ぐなんて極めて限定的、最大の防御は人の集まるようなところに行かないことなんだけどなあ・・・。なんで危険を冒してまでマスク買いにゆくんだろ。

         

         

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        LAST WALTZ 3 壁の仕上げ

        2020.06.15 Monday 07:56
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           オリジナル球体関節人形を飾るための展示ベースをつくっています。今回はその制作記事の続きです。(1/3スケール)

           最終的にはドールを飾ってジオラマとして完成させるつもりです。

           

           

           モデルになっているのは横浜駅西口に実在するこちらのお店です。

           でもさすがに1/3スケールだと、このすべてを再現するのはサイズ的に無理なので、つくるのは壁の中央部分とベンチ周辺のみの予定です。

           

           

           

           前回は壁部分の基本工作が終わったところまでレポートしました。

           搬入・搬出の都合で壁は2つに分割していて、こちらは90cm×60cmの大きさの壁の上部にあたります。別にコンクリート打ちっぱなしの下部パーツもあります。

           

           

           

           画像をプリントアウトして型紙をつくり、その輪郭を写し取って文字を描いてゆきます。雨風にさらされて塗料が落ちかけている感じなので、絵の具は薄めたものを少しずつのせてゆきます。

           

           

           こちらは下部パーツを着色したところです。基本色はライトグレーですが、乾燥後、少し暗めに調合した塗料を縦に薄く塗って雨だれしたような感じに仕上げています。

           

           

           リキテックスのダークグレーを水性ホビーカラーの薄め液で希釈したものをスポンジにとり、その上に押し付けるようにして変化をつけます。表現としては油汚れや黒カビといったところでしょうか。

           

           このあたりは実際の画像を見ることなく作業を続けています。100%同じものをつくることが目的でなく、自分のイメージした空間を再現することの方が大切なので。全体のバランスを見ながら作品としての完成度を高めて行く。その結果、この作品を見た人が「うん、こんな感じだった」と思えればそれで何の問題もない。

           

           

           

           上下のパーツを組み合わせてとりあえず壁部分は出来上がりです。

           表面が風化しているような感じを出すために最後にドライブラシ(艶消しのやや白っぽい塗料を筆で荒くこするつける)しています。

           経年変化を再現するのって、やっぱり面白い。 

           

           

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          腐海の尽きるところ 9 リメイクします PCを使って結果を予想する

          2020.06.04 Thursday 14:44
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             1年前の個展に向けて制作した「腐海の尽きるところ」という1/20スケールのジオラマのリメイクを開始しました。

             

             

             もちろん主人公はナウシカです。

             

             旧世界は様々な毒によって大地が侵されていた。腐海の樹々はその毒を取り込み、そして自らはきれいな結晶となって、やがては大地の新たな土となる。
            腐海の最深部ではその浄化がすすみ、再び生命のあふれる世界が再現されつつあるという。

             

             単行本では腐海によって清浄なる地が再現されつつあるという記述がありました。(第6巻)
             こちらはこれを参考に、平和が訪れたであろう最終第7巻の少し先の時代をイメージして制作したものです。

             

             

             白く浄化された大地と腐海の植物、そして新世界の植物が同居する空間なのですが、今になって見直すと白にこだわりすぎて空間に厚みがないような感じがしてきた。

             

             

             そこでこの画像をPCに取り込んで、試しに明度の高い部分を三原色に分けてトーンコントロールをいじってみた。(使ったのはGIMP)

             少し重厚感が出て、腐海の外れ的な雰囲気が出てきたように思う。

             

             

             これで行けると判断し、早速、藍色、青、緑の3色を調合して色を置いてゆく、今は彩度が高いですが、最終的にはグレーを吹き付けて落ち着かせるつもりです。

             多分、8月の個展には間に合うでしょう。

             が、どうなんだろう? 会場の平塚市美術館自体はもう少しで再開するみたいだけど、利用させていただく予定の市民ギャラリーの方は決まっていないみたい。

             

             6月に入ってから、街中や電車は普通に混雑してきて以前と変わらない感じになってきた。変わったといえば皆がマスクするようになったぐらい。

             まさかとは思うけど、マスクしてるから大丈夫だなんて思っている人はいないだろうな? マスクする最大の目的は飛沫を飛ばさないことで、防御するという意味では、普通のマスクだと効果は極めて限定的です。電車のなかで何人かが集まって話をしていたり、家族連れでスーパーに来ていたりするのを見ると、やばいなこれはと思ってしまいます。

             

             ちなみにいわゆるアベノマスクですが、我家にもようやく昨日届きました。やや小さめですが呼吸はしやすそうですね。ちなみに使われている布の網目の大きさはコロナウイルス自体の大きさの数千倍はありそう、ウイルスに対してはスカスカの状態です。

             

             

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