ドール&フィギュアの写真 4 焦点距離85mmあたりで寄れる

2019.09.19 Thursday 06:56
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     引き続きドールやフィギュアを撮影する機材のお話です。最近のカメラやスマホは、必ずと言ってよいほどマクロ撮影(接近して拡大撮影する)ができるようになっています。これはドールやフィギュアを撮影するにはとても嬉しい機能です。

     ではさっそく手持ちのカメラでお人形に近づいて撮影してみましょう。

     

     

     こちらは CASIOのEXILIM ZR4100 というコンパクトカメラで撮影した写真です。もうこれ以上接近するとピントが合わないというところまで接近しました。写っているDOLLは1/6スケール(28cm)、もうこれ以上大きくは写せません。

     ところがここまで接近すると顔が歪んでしまい、見た目と違う感じになってしまいます。小さなものをできる限り大きく写そうとしてこんな感じになっちゃた経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

     この見た目というのはレンズの焦点距離に関係するもので、このときの焦点距離は19mmです。通常、人間の眼の焦点距離は50mm前後と言われ、レンズも50mm付近で撮影すると最も自然に写ると言われています。(だから50mmは標準と言われる)

     更にもう少し長い85mm前後のレンズは更に歪みが少なく、ポートレートに最もよく使われる焦点距離です。

     

     

     

     あらためて焦点距離を85mmにして撮影したのが上の画像です。残念ながらこのカメラだと85mmの焦点距離ではここまでしか寄れません。ぎりぎり1/6ドールの全身が写る程度です。

     マクロ撮影ができることをうたっているカメラでも、それが焦点距離の短いところだけってことはよくある話です。50mm〜100mmの範囲内でどれだけ寄れるかってことがポイントです。

     

     

     

     Canon の G7X というコンパクトカメラの中級機で撮影しました。(アスペクト比が違うので若干横方向に拡大しています)

     焦点距離は85mm、これなら1/12ドールも全身がきちんと写る。これなら普通に使っても不満はないと思います。

     

     

     

     こちらは Panasonic の GX8 に M.ZUIKO DIGITAL 12mm-50mm を組み合わせて撮影した写真です。このレンズにはマクロモード(100mm相当)がついているので使ってみました。

     

     

     

     更にレンズを M.ZUIKO DIGITAL ED 50mm に変更して撮影しました。(焦点距離100mm相当)

     このレンズはマクロ撮影用につくられたもので、大きさ35mmのドールヘッドがフルサイズで写ります。やはりレンズ交換のできるカメラだと撮影の自由度が違うね。

     もしレンズ交換のできるカメラを持っているなら、標準ズームのほかにこういった明るいマクロレンズがあると良いと思います。

     

     

     

     今回のポイントとしては、ほとんどの撮影機材はマクロ撮影の機能を持っているけど、お人形がいちばんきれいに写る50mm〜100mmの焦点距離でどこまで寄れるかが問題だということです。

     お金がないから今の撮影機材でなんとかしたいという人もいるとは思いますが、それならば50mm以上の焦点距離にして、やや遠めから撮影したほうが良いかもしれません。最近のカメラはみんな1600万画素ぐらいあるので、あとでトリミングしてもネット上にUPするぐらいの画素数は十分に残ります。

     

     

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    ドール&フィギュアの写真 3 センサーサイズは大きい方が良いです

    2019.09.14 Saturday 13:01
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       今回も nanami をモデルにして、ドール&フィギュアのためのカメラ選びの話です。

       

       

       

       こちらは CASIOのEXILIM ZR4100 というコンパクトカメラで撮影した写真です。(カメラ事業から撤退したカシオ最後のカメラ) コンパクトではありますが、ちゃんとしたカメラなのでちゃんと写ってます。

       ズーム位置は85mmほどです。この焦点距離はいわゆるポートレートでいちばんよく使われる位置です。

       

       

       こちらは Panasonic の GX8 に M.ZUIKO DIGITAL 12mm-50mm を組み合わせて撮影した写真です。ズーム位置は85mm、そのほかの撮影条件も同じですが比べると背景のぼけ具合が明らかに違います。

       人の場合も同じですが、背景がきっちりと写り込んでしまうと画像全体ががちゃがちゃした感じになって落ち着かない感じになることがよくあります。こんなときには背景をぼかして主役の存在を明確にします。

       

       それでこのぼけ具合なのですが、カメラとしてはセンサーサイズがポイントになってきます。カシオの方は1/1.7型、パナソニックの方は4/3型でセンサーの大きさ自体が5倍ぐらい違います。一般にはセンサーが大きいほどぼけやすいと言われ、カシオの方もスマホや格安のコンデジに比べればかなり大きい方なのですが、やっぱりこの5倍の差は大きい。

       ちなみにスマホの場合には、もうほとんどぼけが期待できないので、アプリ上で処理することも多いようです。でも自分から見ると何か不自然に感じてしまいます。

       

       

       

       次はGX8に 開放F値が1.8という明るい M.ZUIKO DIGITAL 42mm というレンズを組み合わせて撮影しました。ここまでくるともう完全に違う画になっちゃう。

       

       

       それではドール&フィギュアの撮影で、背景をぼかすためにはどのぐらいのセンサーサイズが必要かというと、1型というサイズ以上であれば良いかと思っています。世の中には高画質(高価格)のフルサイズってカメラもありますが、そこまでは必要ないと思います。ドール&フィギュアを撮影するときは、人を写すときよりずっと接近すると思います。そうすることでよりぼけやすくなります。

       自分としては1型のセンサーでF2.8以上の明るいレンズ、マイクロフォーサーズやAPS-CならF3.5以上というのが一つの目安になるんじゃないかと思っています。具体的にはミラーレスのカメラなら名前の通ったメーカーのいちばん安いものでOK、コンデジなら1型センサー以上の中級機ということになります。性能的にはむしろどれだけ寄れるかというのがポイントかもしれません。背景をぼかすという意味では、どれだけ高画質を売りにしていても小さなセンサーのコンデジやスマホは厳しいと思います。

       

       

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      ドール&フィギュアの写真 2 RAWで撮影したい

      2019.09.08 Sunday 17:13
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         前回の話ではドールやフィギュアを撮影するなら、やっぱりちゃんとしたカメラか高画質のスマホが良いですという結論でしたが、もう一つ付け加えるならRAWで撮影できるというのがポイントだと思います。

         お人形って人肌より白く、樹脂製のものは反射率が高くて、どうしても白トビしやすい傾向にあります。

        (顔が真っ白になる) 

         

         

         たとえばこんな感じです。

         カメラが顔認識してくれたり、自分で暗めに撮影すれば顔はきちんと写りますが、今度はそれ以外の部分が暗くなりすぎたりします。

         カメラやスマホは撮影した画像をJPGというファイル形式で保存することが多いですが、なかにはRAWという形式で保存してくれるカメラもあります。RAWで保存したものを見るためには「現像」というひと手間が必要ですが、この撮影モードを使うと少なからず白トビや黒ツブレを軽減することができます。また自分のイメージした画像に近づけるときにも、劣化が避けられるのでありがたいです。

         

         

         これがRAWで撮影し、現像して多少補正を加えたものです。この画像は樹木のあいだから直射日光が差し込むという、無茶なコンディション(本当はこんなことしない)での撮影ですが、まあここまで救うことはできます。

         白トビや黒ツブレがなければ良い写真かといえば、そうでもないけれど、少なくとも見られる写真にはなります。自分の場合には少なくとも良い写真が残せる可能性が高いので基本的にRAWで撮影しています。

         ちゃんとしたカメラというとき、自分はRAWで撮影できることが一つの条件ではないかと思っています。

         

         

         今回はあまり可愛くない写真だったので、室内のちゃんとした照明のもとで撮影した画像を最後に乗っけときます。

         さて次はボケの話にでもするかな。

         

         

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        ドール&フィギュアの写真 1 撮影するにはスマホ? それともカメラ?

        2019.09.04 Wednesday 15:22
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           個展ではドール写真をじっくりと見て行かれる方が多かったし、撮影について聞かれることもたびたびあった。そんなわけでドールやフィギュアの撮影方法について自分の知っていることを、思いつくまま書いてゆこうと思います。

           

           それで第1回は撮影道具についてです。自分の個展の時もそうだったけど、撮影可の展覧会などで撮影をするときに、皆さんの使われる撮影道具はほとんどがスマホです。割合としては8割以上かもしれません。

           最近のスマホは1600万画素以上のセンサーを積んでいるものもあって、もはや格安のデジカメの存在する意味も失われてきている感じですね。

           まず画素数ですがネット上に画像をUPするときって、多分800×600(4.8万画素)とかそんなものだと思います。もしA4にプリントアウトする場合でも800万画素もあれば大丈夫。だから画素数だけでいえばもう格安のスマホでも十分です。

           

           

           その格安スマホ(800万画素)を使って撮影した写真です。木漏れ日という、暗い部分と明るい部分が混在した、けっこう撮影には厳しい条件です。ご覧の通り肩の部分は白くなってしまっています(白トビ)。一方で影の部分も黒くなっていて何が写っているのか分からない(黒ツブレ)。

           

           

           

           こちらは Canon の G7X で撮影したものです。(2000万画素、1型センサー) RAWで撮影し調整を行っていますが、基本的に白トビや黒ツブレはありません。またこちらの方がシャープで諧調も滑らかです。どちらも400×600picですが全然違うでしょ?

           このあたりはセンサーとレンズの性能の違いによるものなので、決して腕でカバーできるものではないです。

           

           

          nanami (オリジナル球体関節人形 粘土 2013 54cm )

           

           最初の結論としては、ドール&フィギュアを撮影するなら、ちゃんとしたカメラもしくは高画質のスマホを使いましょうということで。

           人形って基本的に美白系のものが多いから、晴れた日に外で撮影なんかすると、肌が白トビしてしまうことも多いかと思います。これを防ぐにはどうしたらよいか、ということについて次は考えたいと思います。

           

           

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          こんな本買った アサヒカメラ

          2019.02.19 Tuesday 15:42
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            カメラ雑誌は気になる記事があれば買います。

            で、今回はアサヒカメラです。鉄道写真大百科というテーマで特集が組まれていました。

             

             

             鉄道写真の特集はカメラ雑誌としては珍しいことじゃないけど、いくつか気になるところがあって買いました。1つめに何より鉄道模型の撮影に関する記事があったことです。鉄道模型のレイアウトを撮影する人は多いけど、これは参考になると思う。Nという鉄道模型の雑誌で表紙を撮影されている金森氏の解説が貴重です。鉄道模型ファンがカメラ雑誌を見ていることは少ないかと思いますので、お伝えしてみました。

             あとは中井精也氏のフリントアウトに関する考察とか、軽便鉄道の写真といった記事が自分的には良かったです。もう今週末には次号が出るので、購入するなら今のうちです。

             

             

             今回のモデルは ikumi 。前回の記事から作業はさらに進み、アイホールをひろげて睫毛をつけなおしました。とりあえずの完成レベルまであともうちょっとかな。

             

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