ドール&フィギュアの写真 19 GIMPのフィルターをつかってみる (その1 照明と投影)

2020.09.16 Wednesday 08:43
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     久しぶりに「ドール&フィギュアの写真」についての記事です。

     これまではお人形をきれいに写す方法について説明をすすめてきましたが、ここからはアプリのフィルター機能をつかって、より積極的に画像加工をすすめてゆく方法について考えてみたいと思います。

     なお画像加工については、これまで同様にGIMPというフリーの画像処理ソフトを使って行います。


     

     こちらが元画像で、手持ちの1/6オリジナルドールを里芋畑の前で写しました。曇りの日だったので、画像としてはちょっと地味な感じです。
     

     

     まずはこれまでの基本的な流れで、お人形部分を選択します。

     

      ツール>選択ツール>自由選択  及び  ファジー選択

     

    2つの選択方法を駆使して、境界ぴったりに切り取ります。

     

      選択>境界をぼかす(縁をぼかす量は300pixぐらい)

      色>トーンカーブ

     

     これでお人形部分を適正な明るさに調整します。

     

      選択>領域の反転

      色>トーンカーブ

     

     これで背景を少し暗くしました。

     この操作はこれまでと同様ですが、基本的にはお人形の画像と背景を別々に分けて、明るさや彩度を調整します

    (基本的な操作なので、これ以降は加工の手順から外して説明します)

     

     

     このあと、フィルター>照明と投影>超新星へと操作をすすめます。選択範囲は背景のみです。

     このフィルターは星のような輝きを与えるもので、背景の水滴のうちの4つを輝かせてみました。普通の画像がこれでちょっとだけドラマティックになった感じです。

     

     

     

     電車が通りかかるのを待って撮影しました。でもなんか、お人形も電車も目立たない・・・。

     

     

     基本的な補正の後、フィルター>照明と投影>Bloomへと操作をすすめます。選択範囲は背景のみです。

     このフィルターによって、いわゆるソフトフォーカスと呼ばれる効果が出ます。これで人形が背景の中から浮かび上がる。その後先ほどの超新星で電車のヘッドライトを輝かせると、靄がかかった中を電車が走ってくるような感じになります。

     

     

     

     薄曇りの日に撮影しました。色は悪くないのだけど、もう少しまばゆい感じがあっても良いかな?
     

     

     基本的な補正の後、フィルター>照明と投影>レンズフレアへと操作をすすめます。選択範囲は全体です。

     このフィルターは強い光線がカメラレンズ内で乱反射したような効果を出すもので、これで雲の隙間から太陽がちらりと顔を出した瞬間のような画像になった。


     

     

     ファッション系の雑誌の上に人形を置いただけ。別にどうってことのない写真です。

     

     

     基本的な補正の後、フィルター>照明と投影>ライト効果へと操作をすすめます。

     このフィルターはスポットライトに当たっているような効果を与えるもので、今回は2回の操作を加えています。最後に全体の明度を調整して仕上げました。二人が手をつないでいる理由を詮索したくなるような感じに仕上がりました。

     

     積極的な画像加工って、こうやったらうまく行くって方程式などないです。ただ1枚の画像をもっと印象深いものにしたい、そのためにはどうしたらよいのか、まずはイメージを膨らませることが必要です。そしてそれを具体化するためには、やはり試行錯誤しかないかな。

     

     

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    ドール&フィギュアの写真 18 主人公を目立たせるには(その3 彩度を変える)

    2020.06.23 Tuesday 15:49
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       久しぶりに「ドール&フィギュアの写真」についての記事です。

       今回は彩度を変化させてお人形を目立たせる方法を解説したいと思います。なお画像加工は今回もGIMPというフリーの画像処理ソフトを使います。

       

       

       こちらがRAWで撮影し、現像を終えた段階の元画像です。

       田舎道で撮影したごく普通の写真です。

       

       

       まずはお人形部分を選択します。

       

        ツール>選択ツール>自由選択  及び  ファジー選択 (これが上の画像)

       

       2つの選択方法を駆使して、境界ぴったりに切り取ります。

       

        選択>境界をぼかす (縁をぼかす量は10pixぐらい)

        色>トーンカーブ

       

       これでお人形部分を適正な明るさに調整します。


       

       今度は背景の彩度を変えてゆきます。

       

         ツール>選択ツール>領域の反転

         色>色相・彩度

       

       ここで出てきた彩度のバーをいちばん左まで移動させます。背景がモノトーンに変化して、お人形が前面に出てくるような画像になりました。

       

        色>トーンカーブ

       

       最後に背景の明暗をコントロールして完了です。(これが上の画像)

       

       

       

       

       次の写真はこちらです。今度はこの写真からファッション誌によく出てくるような画像をつくってみたいと思います。

       

       

       領域を反転して背景を選択するまでは同じ操作です。

       

         色>色相・彩度

       

       ここでウインドウの上部に出ている基準色のうち、M、R、Y、Gをそれぞれ選択し、彩度のバーをいちばん左まで移動させます。(C,Bはそのまま) すると背景の青っぽい部分だけが残り、あとはモノトーンに変化して、ちょっとおしゃれな画像が出来上がります。

       

        色>トーンカーブ

       

       最後に背景の明暗をコントロールして完了です。(これが上の画像)

       

       

       

       

       ここまでは背景をモノトーンにしたり、色数を減らしたりしましたが、逆に彩度を高める方法も利用価値があります。

       この画像、もっと空が濃く蒼いといいですね。

       

       

       背景を選択するまでは同じ操作です。

       

         色>色相・彩度

       

       ウインドウの上部に出ている基準色のうち、C、Bの彩度バーを少し右に移動させます。(ほかはそのまま) 

       

         色>トーンカーブ

       

       背景をやや暗めに調整して完了です。(これが上の画像)

       

       

       写真て撮った段階で終わりじゃなくって、まだまだそこからいろいろ変化させることができます。

       自分のカメラやスマホでは良い写真が撮れないと思っている人は、現像作業やレタッチを経験すると良いと思います。ほとんどのプロカメラマンもPCを使って、撮影した画像を自分のイメージした作品に作り上げています。

       

       この画像加工の記事については、内容を整理してメインサイト瞳に四角い鰯雲の方に準備が整い次第UPしておきます。

       

       

       

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      ドール&フィギュアの写真 18 主人公を目立たせるには(その2 シャープとぼかし)

      2020.05.19 Tuesday 11:12
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         久しぶりに「ドール&フィギュアの写真」についての記事です。前回はドールと背景の間に効果的な明暗差をつくって主役を引き立たせるという話でしたが、今回はシャープとぼかしをつかって、同じようにお人形を目立たせたいと思います。

         今回もGIMPというフリーの画像処理ソフトを使って解説をしてゆきます。

         

         

         こちらがRAWで撮影し、現像を終えた段階の元画像です。ごく普通の写真ですが、背景がちょっとうるさく、暗い感じなのでこれを修正してゆきます。

         

         

         まずはお人形を目立たせるためにシャープをかけてゆきます。

         

          ツール>選択ツール>自由選択

         

         上の画像は強調したい部分を指定したところです。(あえてモノトーンにして分かりやすくしてあります)

         

          選択>境界をぼかす (縁をぼかす量は300pixぐらい)

          フィルター>強調>シャープ ( 今回は Radius 2.0, Amount 0.50 )

         

         シャープをかける量は状況によって異なります。またかけなければいけないということでもありません。むしろかけ過ぎると不自然になってしまうので注意が必要です。

         

         

         続けて背景の方のぼかしと明度調整を行います。

         

           ツール>選択ツール>領域の反転 (これが上の画像)

           色>トーンカーブ  (今回は暗かった空を明るく調整した)

           フィルター>ぼかし>ガウスぼかし (x、yそれぞれ15ぐらい)

         

         

         仕上がった写真がこれです。背景をぼかしたことでお人形の存在感が増しました。

         ポイントは背景を適度にぼかすこと、必要に応じてお人形にシャープをかけることです。スマホなどで撮影するとどうしても全体にピントが合ってしまうので、ぜひ身に着けたい調整方法です。

         もっとも背景のぼかしってスマホのアプリやカメラの機能としてついているものもあるけど、不自然になることが多いので、自分は基本的に普通に撮影しておいてあとで大きな画面で確認しながら作業をしています。

         

         

         

         次は、この調整に慣れてきたらこういったこともできます、というお話です。

         上は小田急線の写真、全体にピントが合っています。

         

         

         ここで電車の写っている領域を指定、反転、ぼかしとすすめてゆくと、まるでミニチュアやNゲージを撮影したような感じになります。これもよくあるテクニックですね。

         

         

         

         写真ていうのは見えているものが全部しっかり写っちゃうと、だいたいうるさすぎて疲れちゃう。だからいろいろな方法で写したいものだけ残してゆくって作業をしているわけです。

         

         

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        ドール&フィギュアの写真 17 主人公を目立たせるには(明暗差)

        2020.05.09 Saturday 11:59
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           久しぶりに「ドール&フィギュアの写真」についての記事です。今回もGIMPというフリーの画像処理ソフトを使って「主人公を目立たせる」というテーマで話をすすめてゆきたいと思います。

           

           

           こちらがRAWで撮影し、現像を終えた段階の元画像です。

           気になるのはウイッグの乱れ、それからお人形自体が暗く写りすぎているので、この2点を修正したいと思います。

           

           

           最初にウイッグの乱れですが、これは前回と同様、次のような操作を行います。

              ツール>描画ツール>スタンプで描画

            ツール>描画ツール>にじみ


           次に人形自体を明るく修正します。

            ツール>選択ツール>自由選択

           

           上の画像は明るくしようとしている部分を指定したところです。(あえてモノトーンにして分かりやすくしてあります)

           ポイントは明るくしたいところは少し小さめに選択するところです。もしぴったりと選択すると周囲まで明るくなって変な感じになっちゃいます。

            選択>境界をぼかす

           

           縁をぼかす量は300pixぐらいです。

           選択ツールには様々な機能がついていて、これらを使いこなしてゆくのが修正の基本になります。

           

           

           人形部分を少し明るく修正します。

            色>トーンカーブ

           

           続いて背景部分の明るいところを暗めにして、お人形自体が目立つように修正します。

            ツール>選択ツール>領域の反転

            色>トーンカーブ

           

           これらの操作によって、写真のなかでのお人形の存在感が増します。ポイントになるのは主人公の明るさ調整はあくまでも適正値に、そのうえで背景は暗めに調整して、主人公を浮き上がらせるということです。



           

           

           今度は逆光条件での画像です。もともと背景が明るいのでこれを暗くするというのは無理がある。(違和感ありありになる)

           こういうときには全く逆の操作を行います。

           

           

           人形部分を適正な明るさに修正するところまでは同じです。ここから先、背景の明るさを調整します。

            ツール>選択ツール>領域の反転

            色>トーンカーブ

           

           トーンカーブの調整で背景を逆に明るく修正すると、背景そのものの存在感が薄くなって、お人形の存在感が増します。ポイントは主人公の明るさは適正値、そのうえで背景は明るくとばして主人公を目立たせるということです。逆光のときにはこの方法が効果的です。

           

           

           

           ゴールデンウイーク中はさすがに遠出できなかったので、お散歩や料理のほかにも創作活動、画像編集、ブログやHPの更新など、それぞれかなりはかどった感じです。

           気づいたらこのブログも1種間連続で更新していました。(これまでの新記録) そして大して皆さんのお役に立っているとも思えませんが、こんなレアな内容のブログにお付き合いして下さる方が1日に50名ほどもいらっしゃって、ちょっと嬉しい気がしています。

           

           

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          ドール&フィギュアの写真 16 写真の明暗の調整 GIMPを使う

          2020.02.15 Saturday 08:58
          0

             久しぶりのドール&フィギュアの写真コーナーです。

             今回もGIMPというフリーの画像処理ソフトを使って、おもに部分的な明暗のコントロールについて説明したいと思います。

            (もし今回が初めての来訪でしたら、ドール&フィギュアの写真から入られると分かりやすいかと思います)

             

             

             こちらがRAWで撮影し、現像を終えた段階の元画像です。

             気になるのはウイッグの乱れ、まずはこれをきれいに修正します。

             

             

             

             こちらは前回と同様の操作を行って処理しました。

             

             ツール>描画ツール>スタンプで描画

             ツール>描画ツール>にじみ

             

             顔がちょっと暗く写っているのでこちらを次に修正します。

             

             

             ツール>選択ツール>自由選択

             

             上の画像は明るくしようとしている部分を指定したところです。(あえてモノトーンにして分かりやすくしてあります) ポイントは明るくしたいところは少し小さめに選択するところです。もしぴったりと選択すると周囲まで明るくなって変な感じになっちゃいます。

             

             選択>境界をぼかす

             

             縁をぼかす量は300pixぐらいです。

             選択ツールには様々な機能がついていて、これらを使いこなしてゆくのが修正の基本になります。こればっかりは知識と経験が必要なので、いろいろと試してみて下さい。

             

             

             

             色>トーンカーブ

             

             顔の部分を少し明るく修正しました。

             後ろからあたっている光が美しいので、今度はこれを強調してみようと思います。

             

             

             

             ツール>選択ツール>自由選択

             選択>境界をぼかす

             色>トーンカーブ

             

             顔の明るさを調整したのと同じ手順で肩から頭頂部分に輝きを加えました。ここまでの操作はおおむね10分ほど、ちょっと工夫するだけでこれだけ写真は変わります。

             

             

            sayaka (オリジナルヘッド+オビツSBHボディ 26cm 2018 )

             

             次回はまたいつになるかわからないけど、色合いの調整をテーマに開設したいと思います。

             

             

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